1949-10-19 第5回国会 衆議院 建設委員会 第30号
○目黒説明員 利根川の問題につきまして、災害復旧工事と根本治水計画との連関についてお話がありましたが、これはわれわれも日ごろから考えておることでありまして、すべて御同感であります。すべて根本治水計画の線にのつとつてやるべきであるというつもりでおるのでおります。
○目黒説明員 利根川の問題につきまして、災害復旧工事と根本治水計画との連関についてお話がありましたが、これはわれわれも日ごろから考えておることでありまして、すべて御同感であります。すべて根本治水計画の線にのつとつてやるべきであるというつもりでおるのでおります。
第二に、災害復旧工事と根本治水計画との関連性につき述べますと、従来の堤防護岸等工作物は、大正の初期において施工されたものが多く、現在その維持の不完全、もしくは復旧工事のこうやく張りのため、まつたく傷んでおります。従いまして今回の災害により、災害箇所を完全に復旧いたしますれば、従来のものよりきわめて強固な堤防ができ上ることになり、従つて下流における流下流量が増加するのは必然であります。
○原口忠次郎君 私は各委員の考え方を言つて、そうして大臣にいろいろ要求することは結構だと思いまするけれども、先程赤木委員から今日の根本治水計画が誤りとは言われないけれども、砂防を余り軽く考えておるというお話だつたのですが、これは私共同感であります。
利根川應急三箇年事業の急速実施につきましては根本治水計画決定の上で考えたい。しかし昭和二十三年度においても國家財政の許す限り工費の増額をはかり即定計画の重点施行に努力する考えである。霞ヶ浦北浦の洪水位低下と利根川流末の即耕地の水害防止については昭和二十三年度において相当の予算を計上して実施いたしたいと考えている。 —————————————
(一)水害復旧に対して十分なる國庫補助実行予算を計上すること(二)利根川根本治水計画を急速に樹立し、江戸川への完全な分流工事を施行すること(三)利根川應急三箇年事業を急速に施施すること(四)北利根川及び常陸川筋の改修を國直轄をもつて本年度より施行すること。
、昭話二十年の廣島、岡山、或いは南海震災による災害復旧工事が未だ十分な復旧を見ないで、強風に遭えば再び惨害を招く状態にあるから、國庫補助を増額して一日も早く復旧工事の完成を要望するとか、或いは國直轄施行又は國庫の補助による府縣施行の河川が、遅々として工事が進行していないから、十分國費の支出を願望し、或いは地方における重要河川の改修に、速かに着工することを希望する等の外、利根川の治水に関しては、根本治水計画
恒久對策といたしまして北上川の根本治水計画であります。これは目下極力その成案を得ることに急いでおります。今しばらくの間時日をおかし願いたいと思います。なおまた今後の北上川沿岸は単なる災害復舊でありませんで、今後の改修計画というものを十分見透しまして、その線に合うように積極的な災害復舊でもつて對処いたす方針であります。